眼科疾患

角膜表面が乾燥するために起こります。

原因は、涙の量が少ない、涙が蒸発して少なくなる、目が出ている犬種、瞬きがうまくできないなどがあります。

治療：ドライアイは原因により治療法が大きく異なります。

　　ヒアルロン酸点眼、免疫抑制剤点眼、涙液量刺激の点眼液など

まぶたの縁にマイボーム腺という油を出すところがあり、そこの部分が腫瘍となったものです。大きくなりすぎた場合や角膜を刺激する場合は、切除します。

水晶体の中心分が加齢とともに固くなり白くなります。

これは白内障とは異なり、加齢による水晶体の変化です。

この状態で目が白くなったという主訴で来院されることが多くあります。

瞼の縁や内側にまつげが生えている状態です。そのため、まつげが角膜表面を刺激して、角膜潰瘍や角膜びらんを引き起こします。

角膜に強く影響がある場合は、手術で毛根から切除します。

角膜に大きく影響がない場合は、経過観察やヒアルロン酸・眼軟膏などで角膜を保護しながら経過観察を行います。

目の中に腫瘤ができることで、目の中に炎症を起こしたり眼圧が高くなります。

緑内障やぶどう膜炎、網膜剥離などを引き起こします。

当院では、スリットランプ検査、眼底検査、眼のエコー検査で、眼内の状態を見ることができます。

眼内の腫瘤は、全身のお病気が目に表れている可能性もあります。

全身の精査（レントゲン検査、血液検査、エコー検査、ウイルス検査等）を一緒に行っています。

CT検査やMRI検査が必要な場合は、ご紹介をしています。

小さい時に猫風邪になり、結膜が角膜に癒着したままとなっていた症例です。

右眼を見やすくしてあげたいという飼い主様のご要望もあり、癒着を剥離する手術を実施しました。

現在では、角膜もクリアになり、右眼もしっかり見えています。